KYOEI Astronomical Observatory Dome MAUNA-KEA (マウナケア) スライディングルーフ

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MAUNA KEA スライディングルーフ 標準仕様

デザイン

機能性を重視しながらもデザインにも配慮しました。
スライディングルーフはドームの代用の安物という従来のイメージを払拭する美しい仕上げです。
観測機器やその使い方によりドームよりもむしろスライディングの方が良い場合もございます。常に使う方の事を考えたKYOEIの観測所への提案です。
工場生産品だからばらつきが無く高精度、片手での軽い開閉動作をお約束致します。(SR2030DXの場合)
鉄骨フレームの剛接続(溶接)による高い強度が設置場所を選ばず、経年変化によるゆがみも排除しました。

骨組

スライディングルーフは全て「一級建築士第108837号構造設計一級建築士証交付番号第5727号」の構造計算に基づき設計された鉄骨フレームです。
ただし、地域・設置条件等により計算方法がそのつど変わりますので構造計算書の提出には別途費用が発生いたします。(オプション)
観測室・屋根部分・スライドレール部分も全て鉄骨です。
海岸部塩害地域にはレール部分を溶融亜鉛メッキした商品もございます。(オプション)

外装(屋根):標準仕様

標準仕様(ステンレス)
内側より 内装-断熱材-鉄骨-外装下地-防水フェルト-外装板金(ステンレス)

1.骨組・塗装完成

鉄骨を溶接後防錆塗装2回仕上げ塗装2回塗ります。

2.断熱材

屋根上面に、24kg/m3の高密度断熱材を使用し、夏冬の温度差から室内を守り、結露を抑制します。

3.外装下地鉄板貼り

鉄骨の上にガルバリウム鋼板厚み0.4mmを貼ります。

ガルバリウム 鋼板とは、アルミと亜鉛で鉄を守ることにより生まれた耐久性に優れた鋼板です。
アルミニウムと亜鉛の特徴を併せ持ち、一般的な住宅材よりも「耐久性・耐食性に優れている」「加工しやすい」「サビに強い」といった特徴があります。

4.防水用アスファルトフェルト貼り

屋根上面に、アスファルトフェルトを貼ります。

アスファルトフェルトとはフェルト状の原紙にアスファルトを浸透・被覆し、粘着防止のために雲母の細粉などを付着させた防水シートのことです。アスファルトフェルトは水分を通さないので、住宅の屋根などに防水材として使用されています。

5.仕上げ外装板金張り

アスファルトフェルトの次に外装板金を張ります。

外装で使用する板金はカラーステンレスです。一般的な建築外装(サイディング等)はガルバリウム鋼板であるのに対しMAUNA-KEAスライディングルーフは標準仕様でステンレス高級屋根材を使用しています。ステンレスのもつすぐれた耐久性と、その表面にシリコンポリエステル塗料を焼付塗装し、深みのある洗練された色調が特徴です。

6.板金完成

工場での板金作業がおわりました。

出来るだけ工場で作業することにより低価格でのMAUNA-KEAスライディングルーフが完成します。

外装(観測室)

外壁材料に一般住宅同様の
高品位な金属サイディング材を採用


ステンレス同様の防錆性を持つガルバニウム鋼板にフッ素塗装を施された対候性に優れた外壁表面は遮熱効果のある顔料を含んだ塗装を採用。日射による表面温度の上昇を抑制します。

内装板金

内装板は溶融亜鉛メッキ鋼板0.4mmに、ポリ塩化ビニルゾルを塗装し、表面にエンボス模様を施した塗装鋼板です。耐候性・耐ガス性・耐薬品性に優れています。標準色はアイボリー系のグレーです。
屋根は断熱材内蔵の上、内側から板金を張ります。
観測室は鉄骨フレームのよさを生かし外側から板金を張ります。

「レールレス」スライディングルーフ

KYOEI技術陣が旧来のスライディングルーフの常識も変えました。
可動する屋根をレールではなくそれ自身のアームで支えることにより、従来設置時にとても邪魔だったレールを完全排除することに成功。金属製のスライディングルーフとしては初めてレールレスによる製品化に成功しました。
工場での完全一貫生産による高い精度と頑強な強度により楽々片手で開閉します。

稼動部の車輪にはMC車輪(SR2030DXで合計12個)を使用しています。

MC車輪は、MCナイロン各素材の良さを最大限生かした産業用車輪で、ゴムと鉄の欠点をカバーした高性能車輪です。次のような特徴があります。

1. 大きな耐荷重性
2. 長寿命
3. 容易な転がり性
4. 優れた耐熱性、耐寒性
5. 低騒音性
6. 耐薬品性


またレールには直径9mmのステンレス鋼を使用しており長年使用しても錆びにくくスムーズな動きを実現しています。

車輪の詳細

MC車輪を特殊な工具で切削することによりきわめて滑らかで安定した走行を実現することが出来ました。

下の丸棒は直径9mmのステンレスです。
車輪がレールにしっかり挟まっていることにより振れが最小限に抑えられ、また下に接地しているのでポリペンコ車輪の耐荷重性も十分に発揮されています。

振れ止め車輪と持ち上げ車輪

観測室の外側には屋根の左右の振れを止めバランスを調整できるる車輪が取り付けてあり、
その下には溝型鋼の高さを調整してを持ち上げ動きをスムーズにする車輪が取り付けてあります。

防水機構

屋根を閉めたときに雨が入らないように
防水ゴムで雨仕舞いしています。
屋根を閉じたときに重なり合う部分の「とい」です。
1番目に防水ゴムがあり反対側の屋根とぴったり重なり合います。これにより雨・風の進入を防ぎます。さらに強風時に進入した雨を「とゆ」が外部に排出し、最後にゴムパッキンで密封性が向上しています。

取っ手

手動にて開閉するときの取っ手が標準でついています。

閉まり止め(ストッパー)

手動仕様の場合の全開時に突風で勝手に閉まらないようにするための閉まり止め(ストッパー)が標準でついています。

パッチン錠

全閉時に屋根を止めておくための金具です。

換気扇・照明

換気扇・照明を標準装備しています。

室内コンセント

最近の天文台の中にはコンセントは必需品。望遠鏡やコンピューターの電源として、壁の両側に2口コンセント2ヶ所を標準装備しています。
元電源取り込み口は基礎埋設、外部引き込みのどちらかを選択できます。