KYOEI Astronomical Observatory Dome MAUNA-KEA (マウナケア) スライディングルーフ

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GFRP2.0 主な特徴

ゆとりある快適な空間パーソナルフォームGFRP
  • 販売価格:¥598,000(税別)・¥645,840(8%税込)
    ※ドーム本体価格とは別に、
    「送料」・「基礎工事費」・「出張工事費」などの諸費用が必要です。
    ※詳しくはこちらをご参照ください。

この商品はアマチュア天文愛好家向けの天文台として、軽量コンパクトで容易に設置できるように開発された、高品質で安価な天体観測用小型天体観測ドームです。通常の個人用望遠鏡を内部に設置して、快適な天体観測が出来るよう設計されています。(内部の天体望遠鏡は商品には含まれません。また、プラネタリウムではございません)
ドームの上部半球体が開き、360度回転するので、夜空の全ての方向を観測できます。扉は滑車付きロープにより軽く開閉し、回転方向も開口部又は後方突起部を手で押す事によりスムーズに回転いたしますので、電動装置を必要としません。風雨や太陽の紫外線から愛蔵の天体望遠鏡を守り、いつでもすぐに観測が出来る状態でまさにパーソナル天文台となります。
各種アフターサービスは東京・大阪にショールーム併設の営業所でお請けいたしており、設置する望遠鏡に関してのご相談も御承り致します。保証期間は納品日より1年間です。「GFRP 2.0」の素材は可燃性ですので耐火性能はありませんが簡単には着火しません。基本的にはメンテナンスフリーですが、誤ってGFRP素材を破損させてしまった場合は有償で補修が可能です。
商品は専用のトラックでほとんど完成した状態で配送いたします。搬入工事日は予めご指定いただきます。土曜・祝日もお承りいたします。(送料は別途料金表をご覧下さい)設置工事に関しては専門のスタッフがお伺いしての取付工事も承ります。(設置工事の詳細については別紙をご覧下さい。)お引っ越しの際の移設も可能です。高い耐久性を誇り、長年にわたりご愛用いただけます。万一ご不要となられた際は撤去工事と産業廃棄物処理が必要ですが、環境保護の観点からリサイクルのお引き取りも承ります。(引取料は実費)

「設計」

(1) 広視界の確保

スリット開口は水平位置から天頂まで死角なく確保しています。(不動点位置約1230mmの時角度にして0度~97度) 計算上は口径23cmまでけられることなく天頂視界を確保できます。25cmクラス以上になると若干のけられが天頂付近で発生しますが、ごくわずかであり、死角が発生する時間も短く事実上問題はないと考えられます。開口幅も600mmを確保しており、十分な余裕を持たせてあります。

(2) 省スペースデザイン

設置に必要な面積は2060mmφです。コンクリート基礎はアンカーを打ち込む若干の余裕を見て下さい。(アンカー打ち込み用の取り付け穴は12カ所 13φ 2010mmφです。)回転半径は「前倒しスリット」を開くとその分だけ大きくなりますが、H=1100mm程度のベランダの手摺等は接触せずに回転することが出来ます。

(3) 製作精度

通常はFRP成形ではマスターを作る際、手加工による「石膏型」を多く使用しますが、「GFRP2.0 ドーム」の場合は、寸法が大きいこともあり精度を維持することが困難であると考えたため、「3次元NCマシン加工の金属型」を採用しました。(ただしFRPの性質の一つとして成形後の縮みがあり、また組立精度の問題もありますので、若干の公差は発生します。)

「GFRPの特性」

(1) 強度

強度は鉄には及びませんが、アルミと同等か、やや上回る程度の強度を有します。
比重が鉄の1/4、アルミの約65%であることを考えると、軽くしかも強くという目的においては非常に有効な素材であると言えます。
例えば同じ重量なら鉄の約2.8倍の強度を有し、同じ強度なら鉄の60%以下の重量でとなります。

【GFRPと金属の物性比較】
  GFRP アルミ
比重 1.8 7.8 2.7
【同強度での重量比較】
  GFRP アルミ
引張り強さ (kgf/mm2) 13 20 14
曲げ強さ (kgf/mm2) 17 20 14
【同強度での重量比較】
  GFRP アルミ
厚み(mm) 2.5 1.0 1.45
1m2当たりの重量 4.5 7.8 4.0


強度は鉄にはやや劣るが、アルミと同等以上の強度

(2) 耐久性

GFRPは、酸にもアルカリにも極めて強く錆などの発生はありません。
海岸付近でも塩害の影響などは受けず、また酸性雨の影響も受けません。
ステンレスなどと比較しても、錆や浸食に対しては圧倒的に有利な素材です。
非常に長期的な見方をすると、塗装表面は劣化してゆき表面にクラックが発生することも考えられますが、素材そのものはほとんど劣化しません。

【錆や浸食に対する特性】
  GFRP アルミ
耐食性 ×
(3) 断熱性

GFRPは小さな熱容量と鉄やアルミの1%以下とうい極めて低い熱伝導率により、高い断熱効果があります。
夏期にはドーム内部の温度上昇を抑えることができ比熱も小さい為に、ドーム内気流は金属製品に比較すると短時間で治まると考えられます。
「GFRP2.0 ドーム」は素材の厚みと回転部の隙間がある事から、完全にはドーム内面の夜露の付着は防げませんが、結露防止効果は金属ドームよりも高くなります。

  GFRP アルミ
熱伝導率 (kcal/mh℃) 0.18 40 150


熱の伝導率は金属と比較して圧倒的に小さい

(4) 臭気

GFRPには独特の臭気が発生します、これは不飽和ポリエステルが完全に硬化していない為で、硬化促進中であるため発生する臭気です。 通常は約半年ほどで、臭気の殆どは消えることが多いのですが気温が高いと反応が早く、低いと反応が遅いため季節や設置地域によって一概には言えません。

(5) 可燃性

「GFRP2.0 ドーム」の素材はFRP 素材ですので可燃性ですので、一般に火気は厳禁です。簡単には着火いたしませんが一応の注意は必要です。

(6) メンテナンス

「GFRP2.0 ドーム」そのものは基本的にメンテナンスフリーですが、ユーザーが誤ってFRP素材を破損させてしまった場合は有償で補修が可能です。外装の汚れは自動車用の洗剤やワックスなどをご使用いただけます。

(7) 自然災害の対策など

通常考えられる強風や台風程度では、ドームが観測室から離れて飛んでしまうことの無いように、飛散止めビス2本と煽り止め固定金具1個で防止しています。
(高山や気象条件の厳しい場所への設置の場合は煽り止め金具を3 ヶ所に取り付けるオプションもございます。) 非常時の場合は、ドームリング上の吊上げ用アイナットの穴と観測室のフック4箇所をロープ等で固定する事が出来るとより安全となります。
ドームと基礎を固定するアンカーボルトは12 箇所施工可能です。出来るだけ多くの本数で基礎や建物と固定していただく事をお勧めいたします。

「GFRP2.0 ドーム」の設置施工

(1) 人手

最低大人2人で設置施工が可能です、但し平坦な場所でのトラックからの荷下ろし、設置場所までの移動を想定した場合です。 設置場所が屋根の上などの場合は、クレーンの手配が必要です。

(2) 前準備

設置場所をコンクリートで基礎を固めておく事をお勧めいたします。設置には2.2m角程の場所が確保できれば設置可能です。上面は出来るだけ平面に仕上げて下さい。

(3) 最低限用意しておくべき道具類

A.電動ドリル(バッテリー駆動や手動ドリルではコンクリートには不向き)
B.コンクリート用のドリル錐
C.コーキング材(2本程度)とコーキングガン(シリコン系等の耐候性の良い物)
D.ホールインアンカー又はケミカルアンカー 12本(10~12ミリ)
E.ハンマー(アンカーを打ち込む時に使用)
F.十字ドライバーと10mm スパナ(プライヤー等でも可)

(4) 設置

平坦な設置場所で、予めコンクリートの基礎ができあがっており3人の人手で1時間程度での設置が可能です。所要時間のほとんどはアンカー取付の工程です。
基礎の上に円筒形の観測室部分を置き、その上にかぶせる様に半球のドームを載せて下さい。その際、観測室内側上部に固定してある飛散止め金具の蝶ネジを外して、金具を開いて下さい。ドーム本体を載せる時に、持ち手の指先が入る十分な隙間はありますが中心がずれていたりすると指を挟む恐れがあります。反対側を持つ人と十分声を掛け合い位置を合わせて下さい。
ドーム部が乗ったら、飛散止め金具を元のように起こし蝶ネジで固定して下さい。ドームが風で上方へ抜けない構造になっています。さらに、2ヶ所に浮き上がり防止ボルトをナットで固定して下さい。(上部を載せた後に内側に入っての作業です)
接地部外周の穴にアンカーを打ち、固定して下さい。接地部周囲とアンカーネジにコーキングをすれば完成です。

(5) 基礎部への観測室への設置時の注意など

設置の際、観測室と基礎の接地面(取り付け穴があいているツバの部分)がやや上方向に反り上がっていることがありますが、設置には問題ありません。 また、スペースに余裕があれば、ドームの到着後に設置場所へ観測室を仮設置し、アンカー穴をマーキングした後の基礎に穴あけを行うと作業がしやすいと思われます。